『アウトレイジ』シリーズなどの北野武が監督と主演などを務めたクライムアクション。それぞれ約60分の作品を前半と後半に分け、前半は警察と暴力団員らの間で板ばさみになる殺し屋を、後半は前半と同様の物語をコメディータッチのセルフパロディーとして映し出す。ドラマ「SHOGUN 将軍」などの浅野忠信、『この道』などの大森南朋のほか、仁科貴、宇野祥平、劇団ひとり、中村獅童らがキャストに名を連ねる。

殺し屋のねずみ（ビートたけし）は殺人容疑で警察に逮捕されるが、彼の罪に目をつぶる代わりに警察への捜査協力を強要される。ねずみはやむなく覆面捜査官として麻薬組織に潜入して捜査をすることになり、殺し屋としての才能を武器に彼は裏社会で暗躍し始める。さらに危険な捜査に臨む警察官や麻薬売買を取り仕切る暴力団員らも加わり、男たちの攻防が激しさを増していく。