その手紙は、すべての始まりだった。 スランプに陥っているホラー小説家・鹿角(かづの)南(みなみ)のもとに、中学時代の同級生・矢口朝子から一通の手紙が届く。そこには、ネットで噂の心霊スポットである廃墟へ肝試しに行ってから、周囲で説明のつかない異変が起き続けているという、不穏な告白が記されていた。ネタを拾えればと考えた鹿角は、話を聞くため矢口と再会し、当時行動を共にしていた若尾木綿子、小野寺淳、田崎正人らと顔を合わせる。 しかし、その出会いを境に、鹿角の周囲でも異様な出来事が静かに忍び寄り始める。日常はわずかに歪み、やがて一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。不可解な出来事は連鎖し、逃れる術のない恐怖へと姿を変えていく。 真相を探るため、鹿角は懇意にしている山岳ライター・吉村司に協力を仰ぐ。調査の末に浮かび上がったのは、彼らが軽い気持ちで足を踏み入れた山——『祝山』に潜む、あまりにも深すぎる禁忌の存在だった。そこは本来、人が触れてはならない領域。知らぬ間に境界を越えてしまった彼らは、すでに“こちら側”へ引き込まれていたのだ。 やがて鹿角は、矢口たちとともに祟りの根源へ向かう決断をする。 足を踏み入れた者は、もう戻れない——祝山が、その代償を求めている。
| 製作年度 | 2026年 |
| 製作国・地域 | 日本 |
| 公開日 | 2026年06月12日 |
| 上映時間 | 97分 |
| ジャンル | ホラー |
| 監督 | 武田真悟 |
| 脚本 | 武田真悟 |
| 出演者 | 橋本愛, 石川恋, 久保田紗友, 草川拓弥, 松浦祐也, 利重剛 |